明日(10/16)より、MOA美術館コレクション『歌川広重【保永堂版】東海道五十三次展』が、掛川市二の丸美術館で開催されます。
天保4(1833)年、浮世絵師 歌川広重(1797-1858)により刊行された「東海道五十三次」は、江戸から京を結ぶ東海道の宿場と起点の日本橋、終点の京師を加えた全55枚で構成されます。宿場ごとにその土地の景観や風俗を描いた浮世絵版画は当時大変な人気を博し、その後も東海道を主題にしたシリーズが数多く制作されました。
本展覧会では、MOA美術館の所蔵コレクションより、広重の代表作「保永堂版 東海道五十三次」から、静岡県内の宿場に各地の名所を織り交ぜながらご紹介します。これ加え県内においてはその後に出版された「隷書東海道」を展示し、その違いも見比べながらご覧いただけます。
東西に長い静岡県は最も多くの場面が登場します。季節や天候の変化、各地の名物や旅人の交流など、道中のさまざまな情景を情緒豊かに描いた江戸の旅をお楽しみください。
〇主な作品
《保永堂版 東海道五十三次》より日本橋、箱根、県内全宿場、庄野、京師など 32点
《隷書東海道》 静岡県内の宿場 22点
〇イベント 学芸員による作品解説
日時:令和3年11月3日(水・祝) 10:00~10:30、14:00~14:30
無料(ただし、当日の入館券が必要です)
定員10名 当日整理券配布(先着順)
※新型コロナウイルス感染状況により、中止となる場合がございます。
■MOA美術館コレクション『歌川広重【保永堂版】東海道五十三次展』
開催期間:令和3年10月16日(土)~11月14日(日)
休館日:10月25日(月)
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料:一般200円、中学生以下無料
詳細は、掛川市二の丸美術館公式サイト(http://k-kousya.or.jp/ninomaru/)にてご確認ください。