さよなら「葛のある暮らし展」

4月1日~3日の3日間、竹の丸ギャラリーにて、「葛のある暮らし展」が開催されます。
掛川の伝統工芸である葛布を伝え広めるため、「達人に学び伝える会」の皆さんが毎年主催してきた展示会ですが、この度、会を解散されることとなり、今回が最後の展示会となります。

●「葛のある暮らし展」
期間:2022年4月1日(金)~3日(日
時間:10:00~17:00 (初日は13:00~)
会場:竹の丸ギャラリー(掛川市掛川1200-1)
観覧料:入場無料
問合せ先:0537-24-4395(達人に学び伝える会 松本さん)

 掛川の葛布は、源頼朝の時代にはすでに、土地の名産品として袴や直垂(ひたたれ)などに用いられていたようです。
江戸時代には「掛川宿といえば葛布」といわれるほどの特産品で、多くの葛布問屋が並んで賑わったそうですが、明治以降は衣生活の変化や機械紡績の発達などによって、葛布の消費は激減。
 それとともに生業として葛を扱う人も減り 葛苧作りや機織りの技を受け継ぐ人も少なくなってしまったそうです。

このままでは葛布という伝統工芸は滅んでしまう、という危機感から「達人に学び伝える会」のみなさんは、葛苧づくりの達人から手ほどきを受け、葛の繊維採り&織り体験の市民向け講座や展覧会などを通し、葛工芸の伝承に取り組んでこられました。
以前の「達人に学び伝える会」の活動レポートが、掛川市地域SNS「e-じゃん掛川」に残っていましたので、リンクしておきます。
「伝統工芸の記憶を消さないで!~葛のある暮らし展」
https://e-jan.kakegawa-net.jp/bbs/bbs_list.php?root_key=536407&bbs_id=143838

最終回となる「さよなら展示会」に、ぜひ足をお運びください。

※展示や活動の写真は以前のものです

 

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