掛川城から徒歩約5分、掛川古城・龍華院大猷院霊屋の紅葉🍁が、現在見頃を迎えています。
山頂部の龍華院付近は散り始めていますのでお早めに。
【龍華院と掛川城の小話】
龍華院の鎮座する子角山(ねずみやま)は別名「龍胴山」といい、龍頭山へ移設される前の掛川城があったことから現在は「掛川古城」とも呼ばれています。また徳川家康が掛川城攻めの際に陣を構えた「天王山」でもあります。
龍華院は第17代掛川城主・北条氏重により明暦2年(1656年)に掛川古城の位置に建立されました。掛川城の安泰を願い、第3代将軍・徳川家光の霊碑を祀っています。
現存する大猷院霊屋(静岡県指定文化財)は文政5年(1822年)に第30第掛川城主・太田資始により江戸初期の霊廟建築を引継ぎ再建されたものです。外観は極彩色の宝形造り、内部には焼失を免れた春日厨子が安置されています。 長らく掛川藩の管理下にありましたが、明治期の混乱により管理者不在のまま数十年、多少の劣化が生じてしまいましたが、それでも麗美な極彩色を現在も見ることができます。
◆龍華院大猷院霊屋
JR掛川駅より徒歩10分