
倉真地区の山林で、希少な山野草「クマガイソウ」が咲き始めました。
今年の見頃は来週末の4月20日前後ではないかとのことです。
4月19日の「春の倉真散策会」ではクマガイソウ自生地を歩くコースもあるので、ぜひご参加ください。
https://www.kakegawa-kankou.com/news/21345/

(画像は過去のものです)
クマガイソウ(熊谷草)は竹林やスギ林で生育するラン科の多年草で、クリーム色に紫色の模様が入った大きな袋状の花が特徴です。
その花の形が、源平合戦で熊谷直実(くまがいなおざね)が身に着けた母衣(ほろ)に似ているとして名づけられました。
花の大きさは10センチほどあり、日本の野生ランの中では一番大きいそう。

園芸価値も高く、近年は乱獲や盗掘によって絶滅の危険が増大しており、絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
ここ倉真地区のクマガイソウ自生地では、草花の好きな方にぜひ見てもらいたいと、有志による保存会を立ち上げて入念な環境整備をしたうえで一般公開されています。
山野草を傷つけたり持ち帰ったりすることが決してないよう、マナーを守ってご覧になってください。

自生地は、新東名高速掛川PA南側山林の斜面で、新東名高速掛川下りPAから南へ約300m。路肩の駐車スペースに停めて徒歩3分ほどです。
また、倉真温泉の「こんにゃく亭」からも気持ちの良い木陰の小径を歩いて20分ほど。
行き方はこんにゃく亭で教えてもらえます。
(10:00~16:00 水曜定休 電話なし)
クマガイソウは山林の斜面に自生しているので、足元には十分ご注意ください。
