『自然の中で穏やかな時間を』~ 明ヶ島キャンプ場がリニューアルオープン ~

 

掛川市シティプロモーション課さんよりお知らせです。

平成26年度から閉鎖していた市内北部にある「明ヶ島キャンプ場」がリニューアルし、4月28日から「炭焼の杜(もり) 明ヶ島キャンプ場」としてオープンします。
新しいキャンプ場は、これまで課題となっていた不便さを逆に売り込もうというもの。行きにくい、携帯電話が圏外、高規格ではない、外灯がないなどないものづくしを逆手に、静かな空間でアウトドアを楽しむファンの獲得を狙います。

同キャンプ場は、山間地の地域活性化のため昭和53年に建設された市の施設。オープン当初は年間1,000人を超える利用者がいましたが、次第に利用者数が減少。平成23年度に市営としてのキャンプ場は廃止となりました。防犯面、施設管理面を心配した地域から相談を受けた市内の建設業「山田」(山田珠一社長)が平成27年度、市と無償の管理委託を締結。市内でアウトドアスクールを主宰していたアウトドアプロデューサー・松山拓也さんの助言を受けながら、老朽化したコテージや管理棟などを改修し、今回のリニューアルを迎えました。

コンセプトは「穏やかなることを学ぶ」。これまでのコテージに加え、新たに2人用テントがちょうど良いキャンプサイトを用意。また、最愛のペットとキャンプを楽しめるよう、ペット同伴スペースやコテージをドッグランの中に設けました。
目玉となるのが、森の中に浮かぶ「ステージサイト」と「ウッドデッキサイト」。宙に突き出したデッキの上で、自然を全身で感じながらゆったりと過ごしてもらおうというもので、松山さんは「全国的にも珍しい試み」と胸を張ります。外灯は必要最低限に抑えたため夜は真っ暗に。「その分、星空がきれい。何もないこの環境は最高のぜいたく」と話します。

4月26日、現地でオープンを前にセレモニーと内覧会が開かれ、地権者や地元地区、市職員、関係者ら約50人が新たな門出を祝いました。
式典で、山田社長はオープンを迎えるまでに多くの関係者の支援を受けたことに感謝の言葉を述べ、続てい「地域に貢献でき、中山間地域のために役立てる数少ない機会。みんなと一緒に頑張り、このキャンプ場を育てていきたい」とあいさつ。
松井市長は「何もないからこそ、きれいな空を見上げ、川のせせらぎや虫の音に耳を傾け、日ごろの疲れをいやしてほしい。子どもたちの体験学習の場としても活用したい」と、公共施設の新しい活用に期待しました。

キャンプ場は、JR掛川駅から約60分、新東名から約30分。営業期間は4月~11月までで、水道が凍結する12月~3月は休業します。詳しくは下記ホームページを参照してください。

■詳しくは「炭焼の杜 明ヶ島キャンプ場」
ホームページ:http://www.bt-r.jp/smc/
住所:静岡県掛川市炭焼33‐2
電話:0537‐25‐2507
管理者:㈱山田(℡0537‐26‐0201)

 

 

   

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