平成21年から全国に先駆けて始まった同イベントは、掛川茶ファンの養成を目的に毎年行われ、今回が10回目。体験を通してお茶への親しみや新しい価値観を持ってもらう狙いです。
雲に覆われた平成最後の満月も開始と同時に顔を出し、参加者たちは竹灯籠や音楽の生演奏など幻想的な雰囲気のなか、ていねいに新芽を摘みました。
インターンシップで市内茶商社に2か月間滞在しているオランダ出身のナタリアさんは「日中の茶摘みとは違った良い雰囲気。リラックスでき、楽しい」と笑顔を見せました。
五明茶業組合の佐藤勝彦組合長は「手摘み体験で生葉の感触を感じ、自分で摘んだお茶を飲んで味を確かめてほしい」と話しました。
参加者が摘んだ籠いっぱいの生葉は、製茶して後日100㌘ほどの製品にして届けられます。