同賞は、作家や旅行ジャーナリスト、俳人など旅好きの同行者で組織する「日本旅のペンクラブ」(東京)が、旅の文化向上を願い昭和47年から続けている表彰。毎年1件、会員ら198人が選考や投票によって決定しています。
倶楽部は昭和62年、大規模店舗の町郊外進出に危機感を持った商工会青年部約40人を中心に旗揚げ。「遠州横須賀ルネサンス」を合言葉に、本物志向で横須賀らしいまちづくりを展開し、地域のPRなどにも貢献してきました。今回は設立から30年以上まちのにぎわい創出に尽力し、町並みを美術館化する「ちっちゃな文化展」や散策ガイド「観歩記(みてあるき)」など、人とのつながりを大切にした取り組みが評価されました。
訪れた代表の竹内さんやメンバーの小田泰巳さん、内藤澄夫さんが盾や賞状を市長に披露。竹内さんは「活動の積み重ねを評価してもらい、受賞は夢にも思わなかった」とあいさつし、続けて「活動は観光協会や横須賀高校など、みんなと一緒に取り組んでいる。受賞が高校存続の後押しになればうれしい」と期待を込めました。
松井市長は「この受賞は横須賀地区の誇り。これを契機にますます頑張ってほしい」と祝福しました。